ガルパ、イベントストーリーが多すぎて読むのが辛い、という気持ちがあると思います。
特にアニメ『BanG Dream! 2ndseason』でガルパを始めたオタクなんて、どれから読んでいいのか難しすぎて、これからのイベントを大切にするからいいや。と前を向いてしまう人も少なくありません。
今回はそんな迷えるオタクのために、イベントストーリーのオススメ20選+αです。20個全部読んで欲しいわけではなく、幅広く選んだので、気になるものを幾つかどうぞ、という心持ちです。
私的な好みも存分に反映されていますが、ガルパを知る上での一つの指針になれば幸いです。
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Poppin’Party
1.Happy Poppin Xmas
有咲がポピパでクリスマスパーティーをしたい気持ちを隠そうとして「べ、別にそんなんじゃねえし」と言うのを周りが察してくれる、といういつものヤツです。
見所ですが、ポピパイベントなのにゲスト出演した、
これです。
クリスマスの予定の空白をバラされるために出演してくれました。
他にもポピパイベとは思えないほど、クリスマスに暇な人も暇じゃない人もたくさん出てくるので、幅広い層にオススメです。
2.新しい季節、その前に
ポピパが休日に5人で遊ぶ話。ただそれだけなんですけど、小さな伏線回収が上手かったため、とても良い読了感がありました。気づけないのが悔しかったです。
全体的に山吹沙綾の気いつかいな面が見え隠れしており、いちいち共感してしまう。
終盤にはみんなでプリクラを撮って落書きする場面も丁寧に描かれて、
この演出がとてもかわいらしいもの。
ポピパのストーリー、ライブ関連のモノが多い印象ですけど、こういうのでいいじゃん。
Afterglow
3.夕影、鮮明になって
Afterglowの結成秘話です。他バンドはバンドストーリーで結成話をやるものですが、Afterglowにおいてはイベントです。
正直、Afterglowのバンドストーリーは「いつも通り」が変化していく話のため、「いつも通り」を知らないとなんか読みたかったのと違う…となってしまうんですよね。
ですので、まずはイベントストーリーの方で理解を深めた方がいい気がします。主にこれとか。次に紹介するのとか。
中学校時代の話のため、今とビジュアルの違うメンバーも見どころ。
赤いメッシュが入っていない美竹蘭(佐倉綾音さんに似てると思う)など。
Afterglowの必須科目です。
4.奔走!夕影をめぐる旅
Afterglowはいつも通りいつも通り言うんですけど、誰かが鬱屈を抱えたり、特殊なことをやったりして、結局日常的な「いつも通り」があんまり見れないんですよね。
このストーリーは、ただ5人で旅行をしているだけなので、日常的ないつも通り感が強いです。
旅がしたくなるストーリー。
ストーリー楽曲の『jamboree Journey』がかわいくて好きというのもある。
5.ガールズ・アンソロジー
Afterglowが漫画を考える異色のストーリー。
エイプリールフールイベントみたいな感じで、色々なキャラクターをラブストーリーや青春モノに当て嵌めて架空の漫画ストーリーが描かれるのでけっこう面白いです。
主にこういう配役が見所です。
pastel*palette
6.あゆみ続けた道、彩られる未来
イベントバナーだけ見ると丸山彩のイベントだと思うじゃないですか。実際その通りなんですけど、意外にもメンバー全員の本質や指針を見せてくれるのが良かったです。
おまけに、
第3話まるまる使って「ひなさよ」までやってくれるんですよ。これは予想していなかったので嬉しいお得感がありました。僕がバラしてしまったので、皆さんは嬉しいお得感を味わえませんが。
パスパレが知りたい人は、バンドストーリーの次にこれから入るのが良さそうです。
7.What a Wonderful World!
氷川日菜の深淵に迫るストーリー。
とにかく怖いです。見ていてドキドキします。
クライマックスで、氷川日菜が理解した「他人と自分」について嬉しそうに語る場面があるのですが、当人のテンションと喋っている内容とBGMとメンバーの反応とがチグハグで、かなりサイコな印象でした。本当に怖い。
氷川日菜の深淵を覗く時、氷川日菜もまたこちらを覗いている。
このバナーを直視して1分耐えられますか?
8.譲れない想い、燃えるブシドー
若宮イヴのブシドーネタ、個人的に全然ウケてなかったんですけど、
こういうの何回もテンドンしてくるんですよ。流石に面白い気がしてくる。
内容としては、ライブ中にファンが大喧嘩を始めて空気が悪くなるという、スタッフといいファンといい、パスパレに携わるの最悪な人種が多いなと実感させられるストーリーです。
暗くなりそうな話ですが、上記のブシドーネタや、丸山彩から同じ話を2時間聞かされる千聖さんなどが散りばめられ、明るく読み進められます。
Roselia
9.秋時雨に傘を
ひなさよのターニングポイント、あるいは最終回とも言うべく重要なストーリー。3月にファミ通で公開されたイベント人気投票でも、堂々の1位を獲得。
ひなさよイベントではあるのですが、ゆきさよの関係性においても重要なファクターです。
氷川紗夜にかけられたこの台詞が大変お気に入りのため、そのままTwitterのスクリーンネームにしています。
苦しみと逃げずに向き合うことこそが何よりも大切で尊いことなのだと、わかった
— でも、この苦しみと逃げずに向き合うことこそが何よりも大切で、とても尊いことなのだと、わかってほしい (@sasatanwwwww) 2019年3月15日
イベントガチャについても★3氷川紗夜を差し置いて、湊友希那さんが★4で登場。
「ひなさよは私の功績」と言わんばかりの微笑みを浮かべているのが面白いです。
※合わせて読みたい①
・星に願う短冊
上記イベントの前日譚です。先にこちらを見てひなさよの軌跡を辿ったほうがいい。
※合わせて読みたい②
・Growing Up Sisters!
巴があこに劣等感を覚える話。このイベントのあこともが、ひなさよの対比になっているので、よければ。両姉妹好きになる。
10.夏にゆらめく水の国
Roseliaが5人でレジャーランドに行く、というあらすじなんですけど。こんなのそれだけで面白いじゃないですか。
オープンニングから氷川紗夜によるノリツッコミが披露され、これは「氷川紗夜 ツッコミ」でYouTubeを検索すると1番上に出てきます。
全体的に面白ポイントが異常に多く、
あこの水着が昆虫みたいなのも一つです。
屈指の面白ストーリーになっています。
11.Neo Fantasy Online -旅立ち-
ガルパストーリーの中で一番好きです。
Roseliaが5人でオンラインゲームをする、というあらすじなんですけど。こんなのそれだけで面白いじゃないですか2。
Roseliaは全員揃ってショッピングに出かけるだけでも面白いと思う。
このストーリーは、湊友希那さんがPC操作下手そうとか、白金燐子はネットで饒舌そうみたいな偏見を、全部やってくれるのが最高です。
「草」とか言わないタイプのインターネット属性なのは安心した。
ハロー、ハッピーワールド!
12.ハロー、マイハッピーワールド
素直に良いもの。
弦巻こころの友達だと思われたくない。と思っていた世間体取り繕いキモオタクの奥沢美咲が、クラスメイトにハロハピと弦巻こころの悪口?を言われて奮闘する、という熱い話。
枯れたフリしたキモいオタクが感情に突き動かされて行動するの、凄く好きなんですよね。『君の膵臓たびたい』のオタクくんしかり。『氷菓』のホータローしかり。奥沢美咲しかり。
ネタバレはしませんが、ラストには意表を突く儚い演出もあり、読むとかなり得をします。
13.儚い夜の夢
僕がガルパ始めて最初のイベントがこれでした。
かおみさです。
薫さんのことが好きなので、薫さんメインイベントは全部好きになってしまいます。
バンドストーリー2章でも見せてくれる、饒舌な薫さんが致命的なことについては沈黙するという本当にかっこいい優しさをやってくれます。
ハロハピの思い出ストーリーについてはオススメ2つに留めておきますが、バンドストーリー2章がとても良かったです。
奥沢美咲とミッシェルの関係性を上手く使っているのを見ると、ただただ感心する。
バンド混合
14.Backstage Pass
このイベントは、5バンド×2話の計10話で構成されており、各バンドのライブ前後の楽屋話をやってくれます。
全員出演するので、とりあえず好きなバンドの2話だけ見ればいいと思います。
特に面白かったのはAfterglowとPastel*PaletteとRoseliaでした。Afterglowは僕の見たかった完全な身内ノリを、パスパレはひなさよ?を。Roseliaは切り込んだ氷川紗夜ポテトネタをやってくれます。
15.全員集合! ニューイヤーパーティー
タイトル通り全員出ます。全員出るストーリーは、とりあえずオススメしておけば誰でも楽しめる鉄板かなと思って……
内容としては25人集まって新年の隠し芸大会をやる、という話になっており、各キャラの個性が発揮されています。
個人的にはRoseliaに漫才をして欲しかったのですが、Roseliaの漫才はなかった。
代わりにひなさよがあります。ひなさよの話しすぎですか?
全然関係ないですが、最近読んだみかん氏のひなさよオメガバース同人がかなり良かったです。もうひなさよの話はしません。
16.有咲の"悪くない"休日
絶対に見て欲しい。
商店街で美竹蘭と上原ひまりを見かけた有咲だけど、あまり話したことがないため声をかけるのが躊躇われる。そこで二人と会話するための練習をする、という話なのですが。
その練習方法というのが、上原ひまりの真似をした今井リサと、美竹蘭の真似をした牛込りみとの疑似会話なんですよ。この美竹蘭の真似をする牛込りみがヤバイ。
ガルパ史に残る。自分の目で確かめてください。
※合わせて読みたい※
・君に伝うメッセージ
上記ストーリー後の有咲、牛込りみと美竹蘭、上原ひまりの進展が少し見れます。というより、このストーリーはシーズン1イベントの総括なので、全部見ておくと楽しいです。
17.ちぐはぐ!? おかしなお菓子教室
バンドリ二次創作で「さよつぐ」が熱い、と聞いた時、冗談だと思ったんですよね。ですが一つも冗談ではなく、これが問題のさよつぐイベントとなっています。
結論から言って、滅茶苦茶いいです。
さよつぐが良いというのは勿論ですが、わかると震えるさよひなの場面もある。というか、そもそも氷川紗夜がお菓子づくりをするだけで面白いというのもある。
第1話タイトルが「意外な参加者」の時点で馬鹿にしてるから。
※合わせて読みたい※
・Don't leave me Lisa
氷川紗夜がお菓子作りに挑戦するきっかけとなったストーリー。この話はRoselia全体においてのターニングポイントでもあるので、読むと色々得をします。
18.夢に続くプロムナード
ちさかのです。
このカプ、バンドでは見えない2人の一面がしっかり出ていてすごく良かったです。
特に花音さん。ハロハピから離れるとハロハピっぽさが出てくるの本当にいい。
僕は千聖さんが少し苦手なんですけど、ちさかのでは嫌味がなくすんなり見れました。損得も体面もいらない関係だからだと思います。
話としては、千聖さんと花音さんが2駅離れたカフェへ向かうのですが、方向音痴と電車音痴が合わさって異次元に向かい始めます。
それを心配して奥沢美咲と薫さんと丸山彩がバレないように尾行する。という面白めの話です。
尾行組の3人も雰囲気が良く、安心して読める。
19.舞台裏のメソッド
大和麻弥、薫さん、丸山彩、白金燐子、湊友希那さん、というかなり珍しい組み合わせの5人が協力して1つの舞台を作り上げる、という話なんですけど。この5人が最高の5人なんですよ。機会があればこの5人でまたやって欲しいです。
詳細な関係の方に目を向けると、「りんかお」とかいう一見冗談みたいなカプも注目ですが。
これが後に氷解する
やっぱり大和麻弥と薫さんの関係性が熱すぎてズル。『アクタージュ』でそのうちやると思う。
かなり良いものを読んだな。という読了感に浸れる特にオススメしたい一つです。
※合わせて読みたい※
・儚世に咲く薔薇の名は
ちさかおイベントですが、こちらが大和麻弥と薫さんの演劇部での初絡みになります。先にある程度読んでおくと、上記イベントの熱さが一入かもしれません。
20.SAKURA BLOOMING PARTY
ガルパで一番最初に公開されたイベントストーリーらしいです。
内容は、花女の1年生メンバーが全員集合してお花見する話。舞台が1年春頃のため、まだ違うバンドの人間を詳しく知らない、という状態が新鮮です。
このストーリーの見所ですが、奥沢美咲がキモいです。
あんまり言うと一部のオタクが怒ると思うんですけど、マジでキモいんですよ。
こういうところ。
出会ったばかりで勝手にオタクと同類に括られて、こんなこと言われた日には二度と仲良くしたくない。
ちなみに、この記事の最初に紹介したHappy Poppin Xmasでも、同様のみさありを見れるのでオススメです。
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と、20+α紹介したのですが。
本当のこと言うと、まだオススメしたい話はたくさんあります。読んだら読んだで案外どれも面白いんですよね。
結局のところ、まずは気になるキャラクターが出てくるものだけ読めばいいと思います。
そのストーリーに出てきた別キャラを好きになると、連鎖的に別のイベントも読みたくなってくるので。
そうやって好きの輪が広がって、気づいたらみんな また集まってた
わたしたちが 繋がってる意味
たぶん 偶然じゃない
だって 音を合わせたら