皆さんアニメ見てますか? わたしは今期久しぶりに本腰を入れてアニメを見ています。理由は百合アニメが滅茶苦茶多いからです。
現状、2024年春アニメにおいて『響け!ユーフォニアム』と一番正面から殴り合っている百合アニメは『ガールズバンドクライ』の印象(あくまで1話時点での個人の主観です)ですが、『夜のクラゲは泳げない』だって負けてません。正確に言うとちょっと負けてるかなと思ってるけど、負けてません。
『夜のクラゲは泳げない』と『ガールズバンドクライ』は大きく括って同じ音楽モノですし、なんかメッセージ性も似てますし、なんかアンタらって似た者同士よね……
夜のクラゲは泳げない・ガールズバンドクライ「「どこが!」」
百合アニメの関係性で百合が出来てしまうというわけです。勿論この2作品のディティールは全然違いますが、同時に見ることで楽しくなる予感がしています。アンタらが同じ春アニメで良かったわ……
『ガールズバンドクライ』は関係なく、今回は『夜のクラゲは泳げない』についてです。
山ノ内花音さんのYouTubeチャンネル「JELEE」の登録者数が、1話時点で「2」になっていました。
わたしはこのチャンネル登録者2人の内、少なくとも1人は物語の主要人物だと思っているんですよね。
明確な根拠は特にありません。そもそもアニメの展開予想に、純然たる根拠は必要ないんですよ。何故かと言うと、わたしは『五等分の花嫁』で二乃と三玖が一緒に飲食店を開く結末を世界最速で(???)予想した実績を持つオタクだからです。
最終的に二乃と三玖が一緒に小さな飲食店を始める気がしています
— でも、この苦しみと逃げずに向き合うことこそが何よりも大切で、とても尊いことなのだと、わかってほしい (@sasatanwwwww) December 4, 2019
ほら、これ世界最速っぽいでしょ。
今回はこのチャンネル登録者が、一体誰なのかを確実に予想していきます。
(参考画像:山ノ内花音さん)
結論から言って、JELEEのチャンネル登録者は
高橋・キムアヌーク・メイ 4.6倍 2番人気
か
瀬藤メロ 2.6倍 1番人気
か
雪音 5.9倍 3番人気
なんですよね。
皆さんもそう思いましたか?
各々見ていきます。
①高橋・キムアヌーク・メイ
サイトのプロフィールにもある通り、彼女は山ノ内花音さんのアイドル時代(橘ののか)の大ファンであり、途方に暮れてネットを彷徨う内に見つけ出した「JELEE」を「なんか声が似ている」という理由でチャンネル登録していてもおかしくはありません。
キャラクターデザインからしてコテコテに陰湿で、【サンフラワードールズ】ののーか の二の腕はふはふしたいお【ウォチスレ】part297 に入り浸っている感じしますよね。『ガチ恋粘着獣』に出ていたような気もします。
これは公式サイトプロフィールからも予想できることですが、高橋・キムアヌーク・メイが山ノ内花音さんに対して「解釈違いなんですけど!」と言って暴れる回があります。あと「橘ののか の顔でそんなこと言うなッ!」もあるかもしれません。「てめえは橘ののか の二次創作か?」もあって欲しい。あとは「原作ではそんなこと言ってなくない?笑」も本人に対する煽り文句としてけっこうパンチ効いてて良くないですか? 「それ橘ののか の顔でやる必要ある?笑」も「それ東方でやる必要ある?」という東方二次創作批判を見てきた身からすると、なかなか頭に来て良いですね。「橘ののか は瀬藤メロちゃんと付き合ってるのに、なんで知らない女とイチャついてんのよ」という脳内カプを本人相手に押し付けてくるムーヴは流石にわたしの願望ですが、あったら面白すぎますね。
『ガチ恋粘着獣』の「ギンガはそんなこと言わない!」のオタクは紆余曲折あってCOSMICチャンネルを爆破しましたが、 『夜のクラゲは泳げない』はそういう陰湿な展開にはならなそうですよね。
山ノ内花音さんの、例えばラーメンを食べる時に音を立てて麺をすする動作とか、写真を撮る時のピースサインとか、使用するLINEスタンプの種類とか、掛け湯をせずに湯船に浸かり始めるとか、笑い声に知性を感じないとか、ディティールの解釈違いは色々あるんですよ。だけど夢に向かって真っ直ぐな姿勢だけは、未来を語る時の瞳の輝きだけは、橘ののかのそれと同じであることに気がつくんですよ。
それに気がついた時初めて、橘ののか の二次創作としか認識していなかった目の前の女に対して「……これからよろしく、山ノ内花音」と呼びかけて、 高橋・キムアヌーク・メイが本当の仲間になる「4人目」という回が終了するんですよね。
余談ですけど、上記の清楚系アイドルと解釈違いになる仕草は何かで悩んだ挙句、コミック版『 追放されたチート付与魔術師は気ままなセカンドライフを謳歌する。 ~俺は武器だけじゃなく、あらゆるものに『強化ポイント』を付与できるし、俺の意思でいつでも効果を解除できるけど、残った人たち大丈夫?~』のレインの仕草を半分ほど参考にしました。
②瀬藤メロ
これわたしの本命です。単勝10万。
1話のインタビューでも「以前から瀬藤メロさんとの不仲が噂されてましたが……」みたいなワードが出てきたので、山ノ内花音さんがアイドルを辞めるきっかけとなった暴力沙汰の被害者がこの子だと思われます。
そもそも何故あのような暴力沙汰事件が起こったのか(あるいは、そういった内容のニュースが出回ったのか)という話になってくるんですけど。アイドル活動の方向性の違いが、事件に関係していることは想像に難くありません。
『夜のクラゲは泳げない』1話では「本当の私」という言葉が繰り返されており、"自分らしさ"というのがこのアニメの1つのテーマになっています。
JELEEとしての山ノ内花音さんが「本当の私」なのであれば、アイドル時代の山ノ内花音さんは「本当の私ではない」というわけで、アイドルとして大衆の前で自分を偽り続けることに疲れていた、それが原因で暴力沙汰が起きた、という流れはほぼ確定じゃないですか。
ですが今のところ、山ノ内花音さんが感情に身を任せて人を殴るような倫理観の女には見えないじゃないですか。
見えないんですよ。
たまたま手が当たっちゃって、瀬藤メロがわざとらしく泣き叫んで暴力沙汰をでっち上げているという展開の方が自然じゃないですか?
瀬藤メロがそういう顔の女だからです。
話を戻しますが、わたしはこの女がJELEEのチャンネル登録者であるという予想をしているわけです。
つまり山ノ内花音さんにアイドルを自分で辞めさせておいて、自分でチャンネル登録をしているということを予想しているんですよ。
チャンネル登録の動機は「山ノ内花音さんを見下す為」です。「大嫌いな私がチャンネル登録して、ようやくお前のチャンネル登録者数2だけどw?」という悦楽の為です。正確に言うと、 「追放された元アイドルは気ままなYouTuberライフを謳歌する ~俺はお前にアイドルを辞めさせただけじゃなく、あらゆるYouTubeチャンネル登録できるし、俺の意思でいつでも解除できるけど、お前のYouTubeチャンネル大丈夫?w~」ということです。
反転アンチがVtuberに赤スパで苦言を呈する文化と、「相手の利益になる行為を後ろ向きなエネルギーで行う」という点においては同じですね。
ところが、光月まひると出会った山ノ内花音さんは飛躍的に有名になっていくわけじゃないですか。なっていくと思われるじゃないですか。チャンネル登録者も10万人を超えて、瀬藤メロはいよいよ10万分の1人でしかないわけです。
なんでアンタなんかが……そんなに有名になってんのよ……っ……アンタみたいな……バカで……意地っ張りで……うるさくて……いつも真っ直ぐで……明るくて……眩しくて……私に無いものばっかり持ってて…………
そっか。私は──
アンタに嫉妬してたんだ。
というわけです。
まあチャンネル登録10万人ってテレビに出てるアイドルからしたら、全然嘲笑う余地がある存在なので、上記は的を得ていませんが。
「10万人突破しためろか。おめでとうめろ~!あ、そうそう。私たち、今度武道館でライブをやることになっためろよ。見に来るめろか? あ~ごめんめろ~チケット完売してためろ笑」の線の方が濃厚かもしれないですね。
なんにせよ瀬藤メロは激アツな女なので、コイツが登場してからが本番だからね。『ガールズバンドクライ』との勝負はまだ始まってないよ。
③雪音
この女が最後の候補です。アイドルグループのプロデューサーですね。
実はこの女の名前も1話に秒だけ出てきていて、暴力沙汰のインタビューシーンです。
ここで山ノ内花音さんは、「このことをプロデューサーの雪音さんは」と聞かれた瞬間、
申し訳なさそうな顔で「ごめんなさい……」と言うんですよね。
この場面から、山ノ内花音さんが雪音プロデューサーに何らかの負い目を感じているような過去を察することが出来ます。
瀬藤メロの公式サイトプロフィールにも、彼女の名前はあります。
「プロデューサーである雪音を信頼しており、彼女のためには努力を惜しまない。」という一文。
つまり、雪音さんは山ノ内花音さんからも瀬藤メロからも慕われている、人の善いプロデューサーなんですよ。
そこまで情報が開示されれば、もう勘のいい皆さんなら分かるじゃないですか。絶対に山ノ内花音さんと瀬藤メロさんの喧嘩の原因の一端に、雪音プロデューサーも絡んでいるんですよ。絶対にね。
まず皆さんはプロデューサーは何をする仕事か分かりますか? わたしはシャニマス をやっていたので滅茶苦茶詳しいですよ。
プロデューサーというのは、「円香、おはよう。今日はいい天気だなあ。午後は曇りらしいけど」「はい、知っています」(よし、楽しく会話出来たな) ✨️パーフェクトコミュニケーション✨️ という会話をするのが仕事です。つまり、アイドルと極めて近い存在なわけです。
ここからはわたしの想像の領域なのですが、逆にこれまでの文章に想像でない領域はありましたか? 雪音プロデューサーはアイドルたちと親身に接しながらも、山ノ内花音さんの意志にそぐわないプロデュースをしてしまっていた、というのがわたしの想像です。
1話でも言っていた通り、山ノ内花音さんは「量産型は嫌」なんですよ。量産型と大差ない彼女を、アイドルという特別な存在にしてくれたのは雪音プロデューサーなんですよ。そこに当然ながら恩義はありますが、同時に自身のアイドル像に息苦しさを感じていた。
なんとか気持ちに折り合いをつけてアイドルをやっていた山ノ内花音さんですが、積み重ねか、あるいは何か明確なきっかけがあるのかもしれません。ある日どうしても耐えきれなくなってしまう。それがきっかけで瀬藤メロとの口論に発展するわけです。
「アンタ雪音プロデューサーに悪いと思わないの!?」
当然山ノ内花音さんだって、悪いとは思ってるんですよ。恩人に不義理を働きたくない。あのまだ駆け出しだった寒い冬の日に、雪音プロデューサーから掛けてもらった言葉を忘れてはいない(ちなみにあのまだ駆け出しだった寒い冬の日の言葉というのは、「クラゲは夏にしか姿を表さないでしょう? だけどね、冬にいなくなるわけじゃないの。彼らは冬の間、海の底で力を蓄えて、夏に綺麗なフリルで踊るのよ。きっとあなたも」)。
そこで山ノ内花音さんが言葉にならない複雑な想いに、思わず手を挙げてしまって……というわけです(この一件が、山ノ内花音さんが詩を書くのが好きになった理由の一端になっている。言語化の大切さを学んだエピソード)(事前に書いた、山ノ内花音さんは実際に暴力を働いていないという予想は完全に無視されている)。
雪音プロデューサーはその後、山ノ内花音さんの本当の気持ちを聞いて寂しそうに笑うんですよ。「プロデューサー失格ね」って。
山ノ内花音さんは雪音プロデューサーへの不義理に今も苦しみ続けており、瀬藤メロは裏切り者の山ノ内花音さんを憎み続けており、雪音プロデューサーは山ノ内花音さんへ後悔の念を募らせている。
そして山ノ内花音さんは、かつてのプロデューサーの方針の正しさを証明する為に、あえて失敗する為にYouTuberになるのだった……
分かりますか?
実は『夜のクラゲは泳げない』って まひかの が本質ではなく、かのメロゆき の三角関係なんですよ。
これが全ての始まりなんですよ。
支離滅裂なエピソード予想はともかく、本質三角関係説だけはかなり確実に当たってる自信があります。かのメロゆき三角関係、今日はこれだけを覚えて帰ってください。
雪音さんがJELEEのチャンネル登録者候補の理由ですか? 知らないですけど、巣立ってしまったアイドルのその後も見守るのがプロデューサーとしての務めだからとかじゃないですか? ていうかそんなことどうでも良くないですか? チャンネル登録者が誰だとか1話で開示されている情報だけで分かるわけねえんだから、てめえがてめえで考えたらどうなんだよ。根拠もないカスの持論を書き連ねておけよ。
もう気分悪いからここら辺にしときますけど、『夜のクラゲは泳げない』のことを今後もよろしくお願いします。クラゲは一人じゃ泳げないんだからマジで頼む。
ったく……誰が一人で泳いでんのよ。
お前は……
ガールズバンドクライ!!!
アタシたち2人ならこの2024年春アニメを泳げる。 『響け! ユーフォニアム3』の水流に逆らってどこまでも。
クラゲってさ、自分では泳げないし、輝くこともできないけど、外から光を溜め込んだら自分でも輝けるようになるの。
ガールズバンドクライちゃんの傍に居たら、私も輝けるようになるかな。
なれるよ🖕🖕🖕🖕🖕勿論🖕🖕🖕🖕🖕🖕🖕
その仕草は感謝を意味するものじゃない。そんなことはとっくに分かっていた。
中指を立てるっていうのは、宣戦布告であり、ライバルの証。
『ガールズバンドクライ』にとって、『響け!ユーフォニアム』も、『夜のクラゲは泳げない』も、等しくライバルなのだった。『ゆるキャン△』だってそう。『週末トレインどこへいく?』もまあ……そう……百合アニメ的には現状まだ火力不足ですけど……
『響け!ユーフォニアム』一強なんて誰が決めたんだよ。中指立ててけ。お前たちがやれ。お前たちならできる。この百合アニメ戦国時代を泳ぎきれ。
そして次の曲を始めろ。
~fin.~
なぜ最後に道満晴明先生の関係ない漫画のリンクを貼っているかと言うと、『くらげ』という単行本を出しているのに、はてなブログに商品リンクを貼れなかったからです。Amazonに違う業者が出品してるやつしかないからかもしれない。
道満晴明先生の『BoBo』『VAVA』『VIDE』『くぢら』『くらげ』『かえで』のセラフィンコミックス6作品は、10年くらい前はAmazonで在庫が見つからないレアアイテ厶だったんですけど、最近はずっと出品されてるので有難いですね(わたしは違うサイトで買ったような記憶がある。当時7歳)。